12月2日。ハワイ・オアフ島のパイプラインにて、心が痛む事故が起こってしまった。25歳のタヒチアンサーファー、マリック・ジュワイオが亡くなったのだ。
この日のパイプラインは8ftオーバーのビッグコンディション。セカンドリーフからブレイクする獰猛な波に挑んだマリックは、ボトムターンを刻もうとしたその瞬間、分厚いリップに叩きつけられた。彼のボードは真っ二つに割れ、リーシュコードを簡単に引き裂いた。
ライフガードやサーファーたちが彼の救出を試みたものの、彼の体は浮かんでこなかった。10分が経過したところで、200mほど東のエフカイ・ビーチパークの海底で彼を発見した。
彼はかつてチョープーの信じられないビッグチューブをメイクし、『Billabong XXLアワード』にノミネートされたこともあるほどのビッグウェーバー。しかし、パイプラインの美しく、そして獰猛な波は容赦なく襲った。
サーファーにとって本当に心が痛む事故。これからパイプラインマスターズを迎えるというノースショアは、悲しみに包まれている。
明日にはアリューシャン海域で発達した低気圧のスウェルがオアフ島にも届き、再び10ftオーバーのビッグコンディションになるとの事。
パイプラインでチューブをメイクしている偉大なサーファーたち。彼らの写真にはただただ見とれるばかりだが、常に死と隣り合わせである事をもう一度考え、リスペクトしたい。R.I.P.
なお、マリックの最後の波のシークエンスが、TripleCrownのサイトで見ることができる。
Malic Joyeaux Last Sequence Photo by Cameron Nelson ⇒ http://67.15.190.12/sunset/photos_120205_asp.php

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