おととい、彼女の家に遊びに行った。ある人との確執を乗り越えるために…。それは彼女のお父様…ではなく、2歳になる彼女の甥っ子である。その子はとても人見知りをする子で、ちょうど1年前に会ったときはオレの顔を見るや否やフリーズしてしまい、高い高いをしたらオレの手の中でさらに硬直!顔はひきつり、床に戻した後も3分くらいピクリともしなかった。挙句の果てには大泣きされたという、苦い思い出。
今回は『新幹線のおもちゃ』という最強のアイテムを手に、満を持して乗り込んだのだ!
そもそもオレは子供と接した機会があまりなく、苦手である(子供は好きだけど)。学生時代にバイトしていた古本屋に幼稚園児が「トイレ貸ちてくだちゃい」って来ても、「トイレはあちらの突き当りを右に曲がったところにあります」と、50代の親父と話しているかのような対応しかできなかった。なんていうか、子供のレベルに合わせて話すっていうのが恥ずかしくてできないのである。
しかし、オレは変わったぞ。今回はその子といっしょに新幹線を「ガタンガタ~ン」と手で走らせ、コチョコチョごっこをし、電車ごっこで和室を20周くらい周り、チャンバラごっこまでするという内容の濃い3時間を過ごしてしまった。
恥ずかしいと思うことが恥ずかしいんだよな。恥ずかしがってる人を見るほうが恥ずかしいんだよな。
今回、「恥じ」というハードルが取り除かれた。オレに怖いものは無くなった気がする。今なら言えるだろうな、「トイレはあちらでちゅよ~、漏らしちゃメッでちゅからね!」。

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