オレの愛読書のひとつに『Surfing World』というサーフィン雑誌がある。この雑誌には、波乗飛太郎くんというライターのコラムが毎月掲載されていて、とても楽しく読ませてもらっている。今月号のコラムは、電車の中でのひとコマがテーマだった。電車の中では皆黙って自分の世界に入っていて、誰も会話しないっていう光景が、飛太郎君には不思議な光景だというお話だ。
海に入っていると、知り合いの人とはもちろんだが、名前は知らないけどよく顔をあわす人とも、もっと言えば知らない人とも挨拶をすることがある。「こんにちは~。」「いい波ですね~。」「昨日のほうがよかったですよ~。」例えばサーフトリップでよそのサーフポイントにお邪魔するとき、ローカルの方に「こんにちは!お邪魔させてもらいますね。」と挨拶する。知らない人でも、その人がすごくいい波に乗ったら、思わず「ヒュ~♪」と言ってしまう。
サーフィンは、挨拶や人とのふれあいがある特殊なスポーツだと思う。オレは山に登るのも好きで、よく親父と登山に出かけるんだけど、登山も特殊なスポーツである。すれ違う瞬間、そのときは出会いの瞬間であり、別れの瞬間である。そんな瞬間を大事にするために、必ず「こんにちわ~!」と挨拶するのが登山の習慣である。
こういう経験からも、挨拶は好きだし、大切なことだと思っている。だから、日常生活から「こんにちは!」「おはようございます!」が素直にポンって出る。言われた方も、お互い清々しいんじゃないかな。
…しかし!最近、会社にどんなに挨拶しても返事しない擦れた大人がいるんだぜ!何なんだあいつは!いい大人がろくに挨拶もしやがらない!ロッカー近いんだから、同じ会社ってわかってんだろ!?こっちが挨拶してんだから、お前も挨拶しろ!百歩譲って声出して挨拶しないとしても、会釈くらいしろ、このバカチンが!もうね、挨拶を無視するってのは社会人として、いや、大人として、いやいや、人間としてヤバイね、マジで。オレはお前が挨拶するまで大声で挨拶しつづけるからな、覚えてろこの野郎が。

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