2004 ASP-WCT 第6戦 JAPAN QUIKSILVER PRO in 部原海岸 QUARTER FINAL
【2004年9月5日、千葉県部原海岸】
日付が変わって9月5日、今日はファイナルデーってことで、混雑は必至!なので、御宿の民宿を早めにチェックアウトし、7時には部原海岸へ到着した。いい感じのポジションに席を陣取り、今日も撮影隊は完璧だ!天気はまたまたいまいちで、やっぱり写真は光不足だなぁ…。さて、肝心の波のサイズは、昨日より多少サイズダウンしたかなぁ。サイズはセット胸くらい、弱~いサイドオンが吹いているが、面には影響はない。潮が引いてくればもうちょっと良くなるかもな~と期待して、9時のコールを待つのだった。

早朝の部原正面ポイント。この時間は潮が上げていて、ちょっとたぷついた印象が

ファイナルデーということもあって、ビーチには早朝から観客の姿があふれていた!

まずはクォーターファイナルから。注目のヒートは、Heat #2 パーコ VS アンディ、そして何よりもHeat #4 ホブグッド兄弟対決!!!
☆Heat #1 クリス・デビットソン VS ダレン・オラファティー☆
バッテリーもタップリあるって事で、デジカメも復活!今日最初のヒートは、ダボとダレンのオージー対決だ!!クォーターファイナルに残った面子の中ではいまいち目立たない感がある対決だったが、二人ともサーフィンがメチャうまい!ってまぁWCTサーファーですから当たり前ですが。初っ端でいきなり6.17ptをマークして乗っていたダレンだったけど、終盤はダボのペース!8.50ptをマークし、最後までリードを守ったダボ、うれしいセミファイナル進出だ!

Darren O’Rafferty (Aus)
1本目で大きなフローターを決めで6.17ptのダレン、幸先は良かったのだが

Darren O’Rafferty (Aus)
ライトもレフトもバチーンと当て込んでいた。ボードの3分の2が抜けてる大きなバックハンドリップ

Chris Davidson (Aus)
巧みなレールワークを見せるダボ。上手いね、ベッシェン系かな

Chris Davidson (Aus)
力みを感じないフローター。波のリップを滑るときだけは時が止まったかのようだ

Chris Davidson (Aus)
と思いきやフェイスを鋭く切り裂く!見事なラウンドアップです
☆Heat #2 ジョエル・パーキンソン VS アンディ・アイアン☆
注目のヒート、今大会絶好調のパーコと王者アンディの対決!パーコは誰が見てわかるくらい調子がいい。アンディは去年の新島に続いてパーコとの直接対決、負けられない。しかし、ヒートはパーコの一人舞台!序盤から7.17ptと8.00ptをマークしたパーコ、早々に試合を決めた!アンディも試合をあきらめてスイッチスタンスでテイクオフなんかしちゃってた。

Andy Irons (Haw) & Joel Parkinson (Aus)
仲がいいビラボンのチームメイト、アンディ(左)とパーコ(右)。そんなにくっついて波待ちしなくても…

Andy Irons (Haw)
滑らかにレールを入れたカービングで、これだけのスプレーを飛ばすのはさすが

Andy Irons (Haw)
お得意のリラックスリッピングだが、パーコには本気の力強いリッピングが必要だったか!?

Joel Parkinson (Aus)
絶好調男、パーコ!力強いサーフィンでアンディを圧倒、戦意喪失させた

Joel Parkinson (Aus)
え、エグイ!この態勢で後ろに倒れないのがすごいです
☆Heat #3 ケリー・スレーター VS カラニ・ロブ☆
アンディが破れ、チャンスなのはケリー!ここで差をつめておきたいところだ。一方のカラニも、要所要所でリバース360を決めてくるあたりが絶好調!久しぶりのWCT勝利もありえるぞ!?しかし、ケリーはヤッパリやばかった。飛ぶわ当てるわのキチガイサーフで、「これ、フリーサーフィン!?」っていうくらいにやばいサーフィンをしていた!もう素人目で見てもパーコやアンディのサーフィンとは別物の、キングオブサーフィンだった。でもね、やっぱりケリーのサーフィンはジャッジに嫌われてる!?全然得点が伸びない。ラスト1分までリードしていたケリーだけど、最後にカラニにいい波を乗られ、お得意のリバースをやられて、ケリーは大逆転負け。終了間際だったから、観客はすっかりケリーが勝ったものだと思っていた。カラニ、最後にこけてたしさ。

Kelly Slater(USA)
ローラーコースターじゃないっすよコレ。リッピングした後、フィンを抜いてきてエアー気味に返してるところっすよ。ありえない!

Kelly Slater(USA)
コンテストでもビッグエアーをしてくるケリー、かなりの冒険家。それでちゃんと決めてくるから、彼にとっては冒険じゃないのかな

Kelly Slater(USA)
ケリ様、何回飛べば気が済むの!?これでもか!これでもか!と、超人サーフィンを続けるが…

Kalani Robb (Haw)
掘れたセクションを見つけるやいなや、すかさずフローターを決めるカラニ、WCT10年選手だがまだ27歳

Kalani Robb (Haw)
ラストに決めたリバース360、これでケリーに逆転したぞ!でも、写真で見るとあまりかっこよくない
☆Heat #4 CJホブグッド VS ダミアン・ホブグッド☆
大注目カードだぞ!顔はもちろん、サーフィンまでまったく同じという世界一の双子サーファー、ホブグッド兄弟のマンオンマン対決!業界人でも未だにどっちがどっちかわからないという彼ら、ゼッケンは赤と黄色で別なのが救いですね。でも、ヒートは終始お兄ちゃんのCJペース。ダミアンは波に乗るものの得点に結びつかず、CJの大勝だった!ちょっと拍子抜けだなぁ、接戦を期待していただけにね。

Damien Hobgood (USA)
Oakleyのマークがダミアンです、間違えないでね

Damien Hobgood (USA)
しっかりレールをグラブしながらエアーの着地に向かうダミアン

CJ Hobgood (USA)
超人、いや、跳人、いや、鳥人のCJ!昨日のEXPRESSION SESSIONでもベストエアー賞を獲得しただけに、気分がいいのか!?

CJ Hobgood (USA)
これはぶっ飛びすぎてボードが足から離れてしまったが…兄の貫禄を見せ付けたか!?
いよいよセミファイナル、そしてドラマティックなファイナルが始まる・・・

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