2004 ASP-WCT 第6戦 JAPAN QUIKSILVER PRO in 部原海岸 Round3
【2004年9月4日、千葉県部原海岸】
さぁさぁ、再びやって来た、WCTクイックシルバープロ!!会場は10年ぶりの開催となる、部原海岸!昨日はなんとクラシカルリーフの「マリブ」ポイントで開催された本大会、「SONDA」と呼ばれる台風18号の影響でビッグコンディションに恵まれた。さて、今日は大会3日目、ラウンド3のヒート5「ジョエル・パーキンソン VS ネーザン・ウェブスター」から開始だ!しかし、おいらたちが会場に到着したときはすでにヒート6が開始されていた…。ど~なったかわからぬまま、場所を確保して早速カメラ撮影に入った。連れのコウキ、尾崎はビデオ班、ネギちゃんは自由人だ。
☆Heat #6 ジェイク・パターソン VS トロイ・ブルックス☆
おいらたちの中では今日最初のヒートとなったこの対戦だが、場所取りやらカメラセッティングやらでほとんど見ておらず、気がついたら終了してました…。結果は、スネークことジェイクの勝利だ!
☆Heat #7 パウロ・モウラ VS パット・オコーネル☆
おいらが大好きなパットの登場だ!今日のパットはかなり調子が良さそうだ!日本には強いブラジリアンのパウロを寄せ付けず、圧倒的なバックハンドリッピングをぶちかました!おいらも大満足のパットの勝利♪
☆Heat #8 アンディ・アイアン VS アーマンド・ダルトロ☆
さて、そろそろおいらの写真撮影も本気モード(今まではいまいちポジションやタイミングがわからなかった…)!王者アンディの登場だ!このヒートはアンディの印象しか残らなかった…。とはいうものの、ラストの決め技にテールをスライド気味のスラッシュとかやってたけど、完成度が低くてテールすっぽ抜けてワイプアウトとか…。まぁ、マニューバはやはり他よりも滑らかで攻撃的で、360エアーも決めて8.00ptという高得点ライドがあったから勝利したが。

Andy Irons (Haw)
どことなく余裕すら感じられる、力みの無いリッピング。王者の風格か

Andy Irons (Haw)
力みが無いのか…はたまた、流しているのか
☆Heat #9 ケリー・スレーター VS シェーン・ベッシェン☆
注目のヒート!’90年代を代表するライバル同士の対決だ!昨年ハワイのWQSでも見たことがある対戦だけど、そのときは4人ヒートだったし、マンオンマンなので楽しみだ!しかし、ヒートはケリーペースといってもいいであろう。シェーンは初っ端に1本乗ったものの、その後はぱったり。一方ケリーは着実に波を掴み、結局ケリーが勝利した。それにしてもケリー、アンディをかなり意識しているのか!?先ほどアンディが1回メイクした360エアーをなんと2回メイクしてしまった!ターンの深さ、リップの角度、当てる位置、どれをとってもやっぱりケリーはナンバー1!なのにあまりポイントが伸びないのが最近のケリーなんだよなぁ…。

Shane Beschen (USA)
鳥肌が立つくらい超滑らかなカービング!彼のサーフィンは美学です

hane Beschen (USA)
けっこうスタンス狭いのね、ベッシェン。でもありえない角度でバックハンドリッピング叩きこんでた!

Kelly Slater (USA)
誰が見ても違いは歴然、スピードとパワーを掛け持つ変態サーファー

Kelly Slater (USA)
彼のバックハンドリッピングの板の返しはハンパじゃなく高速!オイラみたいな素人じゃ、直角になっている瞬間を写真におさめるのは不可能だ
☆Heat #10 リチャード・ラベット VS フィリップ・マクドナルド☆
オージー対決!昨年のトラッスルズで優勝したリッチーはマニューバの手。一方、パイプラインマスターズのファイナリストでもあるフィルは、パワー系サーフを得意とする。フィルは首がメチャ太かった!その首のおかげで、8.17ptの高得点をマークしたフィルが勝利した。

Richard Lovett (Aus)
かなりの色男、それでいて愛妻家。そんな彼のサーフィンもかなりかっこいい

Richard Lovett (Aus)
リッチーだってエアーしちゃいます!

Phillip MacDonald (Aus)
ズバシュッ!っと音すら聞こえてきそうな大きなスプレーを飛ばすフィル、リップをえぐります
☆Heat #11 タジ・バロウ VS トレント・ムンロ☆
さぁさぁ、若いのに人当たりも良くていい男のタジが登場だ!対戦するムンロもオージー。このヒート辺りからサイズが下がり、波数も少なくなってきた。タジはかなりついていなかった。全然セットがやってこない。両者得点が伸びずじまいで、結局6.83ptのこのヒート最高得点を出したムンロが勝利した。

Taj Burrow (Aus)
少ない波をどう料理するか…あまり料理しきれなかった様子のタジ

Taj Burrow (Aus)
…とはいうものの、軽く板を返すだけでこのスプレー!あとはエアーが欲しかった

Trent Munro (Aus)
数少ないレフトの波を滑らかに切り返すムンロ
☆Heat #12 マイケル・ロウ VS カラニ・ロブ☆
今シーズン第1戦、ゴールドコーストで勝利したお団子マンことローウィーの登場!対するは、きっとがんばってくれるからに、カラニ・ロブ!このヒートも波不足に悩まされた。ずっとロ-ウィーがリードしていたものの、終盤でカラニが逆転!結局、カラニはグーフィー対決を制した。

Michael Lowe (Aus)
あぁ、そのお腹をつまませてください

Michael Lowe (Aus)
バカにするな~!と、お得意の超パワフルバックハンドリッピング!バチーン、バチーンと当て込んでいきます

Kalani Robb (Haw)
今大会かなり調子がいいカラニ、当てて回してもう大変

Kalani Robb (Haw)
いいセットを掴んだカラニ、逆転勝利
☆Heat #13 CJホブグッド VS ブルース・アイアン☆
かなり熱い戦いになったのがCJとブルースの対戦!CJがリードしていた中盤、ブルースが8.83ptをマークして逆転!と思ったのもつかの間、そのすぐ裏のセットをキャッチしたCJも8.50ptをマーク、再逆転!結局、CJが最後までリードを守った。

Bruce Irons (Haw)
テール抜けちゃうくらいスピードに乗ったリッピング!WCT生き残りに向けて、後半がんばってもらいたい

CJ. Hobgood (USA)
貫禄すら感じさせるCJのライディング。かなり落ち着いています
☆Heat #14 ダニエル・ウィルス VS ティム・カラン☆
ダニー2勝、ティム1勝と、かつて日本でのWCT勝利を手にしている両者の戦い、これは要チェック!ダニーがヤバイ、ノリにのっている!中盤で見せたのが、オドロキのチューブライディング!しっかりと抜けてきて、さらにカットバック、リッと次々と技を繰り広げた!こりゃパーフェクト10!?と思っていたが…それでもハイスコアの9.77ptをマーク、初っ端から飛ばしてました!ティムも決して悪くなかったんだけど、運が悪かった!ティムの13.00ptは他のヒートだったら勝っていたかもしれない。

Daniel Wills (Aus)
チューブライディング(動画)
☆Heat #15 ダミアン・ホブグッド VS ボー・エマートン☆
ダミアンの登場!迎え撃つボーも調子は上々だ。しかし、波が今ひとつ。ヒートを通してハイスコアが生まれる感じではなく、ちょっと退屈なヒート。と思いきや、意外と接戦だったぞ!その差わずか0.27ptと僅差でダミアンの勝利だ!☆Heat #16 ディーン・モリソン VS マイケル・キャンベル☆
ラウンド3最後となるのは、ディーノとキャンベルの対決!ヒート開始直後にいきなり7.33ptのハイスコアを決めてきたキャンベル、残り8分までずっとリードを守っていたが…ここでディーノが目の覚めるようなログライドを決め、大逆転!キャンベルはあせりも見られ、結局ディーノが勝利した!

Dean Morrison(Aus)
30秒ライディング(動画)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です